Guns N' Roses Song Archives by yesterdazeで「Gilby Clarke」と一致するもの

Attitude

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GN'R「The Spaghetti Incident?」9曲目に収録された、ハードコア・パンクバンド The Misfitsのカヴァー曲が「Attitude」(オリジナルは'78年作7インチシングル「Bullet」収録)。Duffがリードヴォーカルをとり、珍しくSlashのバッキングヴォーカルが轟く、ゴリゴリな演奏(ただしAxlは不参加)。

GN'Rの'88年初来日時、Axlが言及していたパンクカヴァーアルバムの構想に含まれ、当時からのレパートリーだとも考えられているが、GN'Rでの公式音源化は'92年作ライヴヴィデオ「Use Your Illusion World Tour 1992 in Tokyo」まで待つことに。

ライヴ初演は「Use Your Illusion」ワールドツアー中の'91年12月5日、Gilby Clarke参加後初のショウとなったWorcester公演にて。以降'93年7月17日ツアーファイナルのBuenos Aires公演に至るまでレギュラーセットに据えられた。

後にもDuffがソロ活動時にずっとレパートリー化したことでも知られており、Neurotic Outsiders/ Loaded/ Izzy Stradlinでのライヴでも披露している。

Misfits Bullet

Anything Goes

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GN'R「Appetite for Destruction」アナログR面5曲目に収録された「Anything Goes」は、Axl/ IzzyがRose/ Hollywood Rose時代には既に書き上げていた、原曲「My Way Your Way」の派生曲。元々Axlのヴォーカルラインが最終テイクとは全く異なる「マシンガン・ラップ」スタイルとでも呼べそうな荒々しいものだった。

当時の音源は「Anything Goes」として、Hollywood Rose「The Roots of Guns N' Roses」に収録され、'04年にまさかの公式発売が実現!かなりストレートでヘヴィメタリックなサウンドの為、GN'Rの前身バンドと言うには?だが、サウンドの変遷はハッキリ分かる一枚。6月に米「Deadline」レーベルから発売されるも、アクセルによる発売差し止め訴訟が起きたという、曰く付きの一枚に、同曲のオリジナル・デモ、Gilby Clarkeによるリミックス、Fred Couryによるリミックス、という3ヴァージョンずつを収録している。

GN'Rとしてのライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演前後と考えられ、Axlいわく「この曲はGN'Rのテーマソングの一つ」と公言したこともある、当時の代表曲で、'86年中はレギュラーセットに定着していたが、だんだんプレイされる事はなくなっていき、'87年11月24日Lakeland公演を最後にライヴではプレイされていない。

Dead Flowers

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GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中の'93年5-7月、ショウの中盤に設けられたアコースティックセットに定着したThe Rolling Stonesのカヴァー曲「Dead Flowers」(オリジナルは'71年作「Sticky Fingers」に収録)。ライヴ初演は'93年5月30日Milton Keynes公演だった。

その1年後にリリースされたGilby Clarkeの'94年作「Pawnshop Guitars」に同曲が収録。Axlがリードヴォーカルとピアノでゲスト参加した事は当時話題になった。

またSlash's Snakepitでも、'95年7月20/21日のBuenos Aires公演で同曲をプレイした記録が残っている。

Honky Tonk Women

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'88年1月14日、West ArkeenとDel Jamesを加えたGN'Rの変名バンド The Drunk FuxによるHollywood公演で、The Rolling Stonesのカヴァー曲「Honky Tonk Women」(オリジナルは'69年作「Through the Past Darkly」に収録)をプレイ。

また'93年5月30日GN'RのMilton Keynes公演ではRoniie Wood とMichael Monroeをゲストに迎えてプレイ。また同月14日にHollywoodで行われたチャリティーショウに The Drunk Fux名義で出演、その場にAxlは居なかったものの、同曲をプレイしたことでも知られる。

また'93年5月14日、再びThe Drunk Fux名義を持ち出した面々(但しメンツは多少変更あり。GN'RからはSlash/ Duff/ Matt Sorum/ Gilby Clarke、そしてZakk WyldeやLemmyらが参加)は、Hollywoodでのチャリティーショウでも同曲をプレイした。

このように幾度となくライヴ演奏はしているが、GN'Rとして公式音源はリリースしていない。

Shadow of Your Love

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「Shadow of Your Love」は、'83-'85年にAxlとIzzyが結成していたRose/ Hollywood Rose時代に書き上げていた楽曲ではあるものの、後にGN'Rの'87年作シングル「Welcome to the Jungle」に同曲のライヴテイク(厳密には、スタジオテイクに歓声をオーヴァーダブした「Live Like a Suicide」スタイルの音源だと考えられている)をカップリング収録した時が、公式初音源化となった極初期の一曲(ただし楽曲クレジットはAxl/ Izzy/ Slash/ Duff/ Stevenの5人による共作)。

Rose/ Hollywood Rose時代にもレパートリーとしていたが、GN'Rでのライヴ初演は'86年1月18日Hollywood公演。ただし'87年6月28日London公演を最後にプレイされなくなってしまう。

'91年作シングル「Live and Let Die」のカップリング曲として、時期外れながら正真正銘のスタジオテイク(レコーディング自体も、おそらく'86-87年のSteven在籍時代に行われたものと推測される)が収録されることとなった。

なお、前述のRose/ Hollywood Rose時代に残したスタジオ音源が、'04年Axlによる販売差し止め訴訟を乗り越え「The Roots of Guns N' Roses」として公式リリース実現。同作ではオリジナルデモヴァージョンに加え、Tracii Gunsがギターをオーヴァーダブ、Gilby Clarkeが新たにミックスを手掛けたヴァージョン、そしてまた別にFred Couryが新たにミックスを手掛けたヴァージョンを収録している。

Wild Horses

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GN'Rの「Use Your Illusion」ワールドツアー中、レギュラーセット中盤での「Patience」のイントロとして1ヴァース、プレイされていたのが The Rolling Stonesのカヴァー曲「Wild Horses」だった(オリジナルは'71年作「Sticky Fingers」に収録)。

元々「Patience」のイントロは、Izzy在籍時には Rod Stewartカヴァー「I was Only Joking」がほぼ定番と化していたが、Gilby Clarke加入後初のショウとなった'91年12月5日Worcester公演に同曲を初演。以降は'93年2月6日Auckland公演に至るまで、レギュラーセットに据えられていた。